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認知症について、Q&A形式でまとめてみました。
介護の参考にしてみてください。
認知症の前兆症状を教えてください。
日常生活の中で「少し変だな」と思う言動がみられたら、少し注意深く観察してみましょう。
「いつもの道」なのに、迷うようになる。
何度も同じことを繰り返し言ったり、聞いてきたりする。
同じ行為を繰り返す。たとえば、風呂から出てきたばかりなのに、また入ろうとするなど。
探し物が多くなる。
買い物の時など、簡単な計算ができなくなる。
夏に厚着をしてみたり、冬に薄着をしてみたりする。
「あれ」「それ」を多用する。
いつも作っていた料理の手順がわからなくなる。
体験したこと自体を忘れる。
認知症と物忘れは、どのように違うのですか。
年をとると、誰でも多少は記憶力が低下します。これは、脳の生理的な老化現象で「度忘れ」とか「物忘れ」といいます。
しかし、認知症による「物忘れ」は、老化現象をはるかに超えた重いものです。
「さっきの昼食、何を食べたっけ…?」食事をしたのは覚えているけれど、内容を忘れてしまう、というのは、単なる「物忘れ」になります。
これに対して、認知症の「物忘れ」は「昼食をしたこと自体覚えていない」さらには、忘れてしまっている自覚もないのです。
認知症は治りますか。
認知症の決定的な治療法は確立していませんが、アルツハイマー型認知症に対しては、進行を遅らせる治療薬が開発され、注目されています。また、認知症によって起きる様々な症状は薬によって改善されることもあります。ただし、いずれの場合も、認知症によって壊れた脳細胞を回復するものではないため、根本的な治療薬とはいえません。
薬の他にも、介護者の接し方のよって、症状が改善したり精神的に安定したりすることも確認されています。
薬は医師に、介護の方法はプロの介護員に聞くのがいちばんいいでしょう。
どうすれば、認知症の進行を遅らせることができますか。
大切なのは、なるべく本人の脳に刺激を絶やさないようにすることです。「どうせ何もわからないだろう」と放っておくと、認知症は進行するばかりです。
介護者は、本人のペースで、のんびりと暖かく見守ってあげたいものです。できる範囲で家事を手伝ってもらったり、興味のあることを一緒に楽しんだり、いつも話しかけるなど、できるだけ本人を孤独にしないようにします。これは、簡単なようで、実は毎日となると結構たいへんです。介護者自身も仕事をしていたり、あまりかかわる時間が持てないようなときは、思いきって、介護保険上のサービスを利用するのも手段のうちです。
専門の介護職員のいる施設では、これらの刺激を一日中絶やさず行なっています。日中、専門家に安心して預ける事で、家族もまた、リフレッシュして優しい気持ちで接する事ができる、という効果もあります。
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